九州地方の豪雨被害はさらに大きさを増しています。
生存率が下がる3日目・・・どうかお一人でも多くの方がご無事であるようにと祈っています。
そんなさなか、さいたま子ども食堂では、さいたま市防災アドバイザーの勇先生を迎えて、
夏場の食中毒や災害時の応急処置などを学びました。
勇先生からは、災害や事故はいつどこで起きるかわからない!という話の中で、
2チームに分かれて【ケガをした人・年齢・場所・時間などを設定】しあい、
身近にあるものでどのように応急処置ができるかを行いました。これは想像以上に難しかったです。
1つのチームは夏の昼間、女の子が肩を脱臼した想定。
ですが固定が甘く、ゆらゆらしています。もっとラップを上手に使うとよいことなどを教えていただきました。
また添え木のアルミフォイルの箱は金属の歯が出ていて、更にけがをしてしまいそうでした。
もう1チームは、冬の夜、おじいちゃんが足首を骨折した想定でした。
雑誌を丸めて添え木を作り、スカーフやテープで固定したのですが、やはりゆらゆらしてしまいました。
夜の想定なので一生懸命懐中電灯で照らしてくれる男の子もいました。
どちらも、とっさには非常に難しい内容でした。
けれど、いつどこで誰がケガや災害に遭うかわかりません。
こういう体験は非常に大切なことだと思いました。
そしてご飯は、東京のとある区からいただいた災害用備蓄米・アルファ化米を子どもたちに作ってもらいました。
50人分がこの1箱でできます。
お米・炊き込み具材・しゃもじ・パック・お箸・輪ゴム・カッターなど、すべてが詰められています。
このアルファ化はお湯8ℓで約20分で完成です。お水でも作れますが1時間半かかります。
またお水だと格段に味がおちます。
ですが災害時にお湯を8ℓ用意するのは大変なこと。
こんなことも考えながら、みんなで50人分の炊き込みご飯を作り上げました。
1人ぶんづつパックした後は元の段ボールに詰めていきます。
隙間なくきちんと詰めることのできるこの段ボールもすぐれものです。
みんなに配るお盆の役目も果たしています。
この日は、あるふぁか米の他、豚汁と漬物、それに缶詰でした。
日頃から缶詰を開けたり食べたりすることも貴重な体験ということです。
お粗末ながら、私本間は、なかなか缶詰が開けられず子どもたちが助けてくれました(汗。)
このご飯の最中に、九州ではまだ孤立して満足に食べることができない人達がいるだろうとか、
こぼさずに、残さずに食べようとか、思いをはせました。
「いざという時は、こんな豚汁なんかないんだよ」という勇先生の言葉が心にぐさっともきました。
災害は他人事ではなく、自分の身におきることだと常に考えておく事。
これだけでも貴重な体験だったと思います。
今回は、いつも英語のボランティアをしていただいているブレット先生からスイカの差し入れが。
そして、韓国語のボランティアをしていただいているホウ先生から韓国直送のキムチの差し入れが。
感謝・感謝です。
最後のじゃんけん大会は、勇先生が用意してくれた相撲のノートをかけて。
変顔も決まって楽しく開催しました。
■次回は7月15日(土)夕方5時から
ブレット先生の英語で遊ぼう&煮込みハンバーグです。
■さいたま子ども食堂では食材・支援金・ボランティアさんを募っています。
少しでも結構です。どうぞ皆さまのお力を貸してください。
■7月1日(土)に予定していた「KAOさんのシーサー陶芸教室」は都合により、
7月29日(土)に変更になりました。
まだ若干名のお申し込みが可能です。
■食べに来たい方は是非フリーダイヤルでお申し込みくださいね。
0120-789-720 藍建築工房まで
一緒に考え、アイデアを出し合う場。
だから先生はいないと思います。
これからの危機をみんなで乗り越えましょう‼️
いつも、藍のスタッフの皆さん、ありがとう‼️
勇先生というかいさむちゃん、本当に忙しいところありがとうございました。
こういう体験はなかなかできないことです。
子どもたちだけでなく、一緒にいた大人たちも目が真剣でしたよ!
一本前を行く先輩として、これからもよろしくお願いいたします!!