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「 子ども食堂 」って何?

こどもが一人でも安心して入ることができて、地域のみんなと美味しいごはんを、
わいわいしながら食べられる。

そんな場所を地域に生み出す「こども食堂」という取り組みが、日本全国に広まり
つつあります。


※初めは東京都大田区から

【 さいたまこども食堂 】
ひとりで食事する子どもをなくしたい。
全国に広がる「こども食堂」のネットワークが地域につながりを生む…
そんなテレビ放送を1年前に見て、私も参画したい!私にできないかな?
そんな気持ちになりました。
さいたま市でも、埼玉県でもきっとこんな思いで頑張って楽しんで
活動されている方がいらっしゃるんじゃないか?とも思いました。
けれど都内に比べ埼玉県内はほとんどその活動の様子が伝わってきません。
必要とされていないんじゃなくて、形になっていないだけ…そう感じました。
だから、初めてみようと思いました。

私は8人兄弟の長女として育ちました。みな年子でとても珍しい家族でした。
貧乏であったのは言うまでもありません。
1回の食事に一升焚きの炊飯器では足りないくらい、みんなよく食べました。
おかずはから揚げだけとか餃子だけ(100個の餃子)であとはお味噌汁と
お漬物しかありませんでした。
けれど、朝と夜のごはんには両親と子供たち10人がみんなで食卓を囲むので、
にぎやかで楽しい時間でした。
お箸を並べる係、ご飯をよそう係、座卓テーブルをくっつけて食卓を作る係、
麦茶やコップを並べる係…一日の大切な時間が食事でした。
さらに、地域の方々も顔を出してくれて、差し入れをもってきてくれたりと
たくさんかわいがってもらって育ちました。

親だけで子どもを育てていくのは大変なことだし、きっと地域のおじいちゃん
おばあちゃんにとっても、何かしてやんなきゃと思うつながりがあったと思い
ます。

その後、豊かになったはずの現代ですが、家族で食事することが少なくなった
不思議な時代です。
地域によっては、ご近所同士のつながりや多世代の関わりが生まれにくい
場所もあります。人とのつながりを持てず、孤立してしまう人もいて、
新たな課題を生み出す要因にもなっているように思います。

こども食堂は、とてもシンプルな取り組みです。
根底には貧困家庭の子どもの救済という大きな課題がありますが、
そこに集うのは貧困だけでなく子どもだけでなく、みんなにとって嬉しくて
楽しい「美味しいごはんをたくさんの人と食べる」ということだと思います。
そこから新たな地域のつながりを生み出していけたらと考えています。

    古民家カフェ藍だからできる 【 さいたまこども食堂 】

1.囲炉裏を楽しもう!
玄関の蔵戸を開けると目の前に囲炉裏があります。
今どきの住宅やお店に囲炉裏は全くと言っていいくらいありませんが、昔はこんな囲炉裏を
囲んで家族でご飯を食べていました。

見たことも使ったこともない囲炉裏、そこで焼きおにぎりをしたりトウモロコシを焼いたり、
お鍋をしたり・・・

子どもたちが大騒ぎして喜ぶ顔が浮かんできます。

2.本物の木、無垢材のテーブルで食べよう!
木の持つ力は不思議で大きなものです。
ご飯を食べながら自然や歴史やいろんな話も出てくるでしょう。
古民家カフェ藍のテーブルは450年前、織田信長や真田幸村が生きていた時代、群馬県・
妙義山のふもとで育った1本の木なのです。

さわると不思議な力強い木の年輪があります。
このテーブルでご飯を食べるとおいしいですよ!

3.ゴロゴロしたいときは畳のお部屋で!
宿題も遊びにも畳の空間はいろんなことに使えます。
下は小学生とは限らず幼児のお子さんもいるかもしれません。
ゆっくり座ってご飯が食べたいときもある・・・
そのためにも畳の空間は良いものです。

4.陶器の器でいただくご飯のおいしさ!
先日のお客様の会話です。
うちはコップもお皿もみんなプラスチックなんです。と。
子どもが割ってしまうし危ないから…それが理由だそうです。
けれど、割れてしまうものだからこそ大切に扱うことが学べると思います。
もし自分が作った陶器のお茶碗だったら、粗末には扱わないだろうし、そこが
生きた教育になるとも思います。

古民家カフェ藍の食器は、陶芸家・陶香の作った器です。
割れてしまったら直して使いましょう!

割れてしまったらまた作りましょう!

5.たくさんの職業の大人が手伝いに来てくれます!
仕事の話や、なぜその職業についたかなど語ってくれます。
学生のボランティアさんから仕事を持った方たち、おじちゃんやおばちゃん、
みんなと気軽にいっぱいお話しできます。

それも楽しみの一つです。