コロナ期から会食ができなくなり、お弁当をお配りしたり、
併せてパントリー事業も行ってきました。
本心では、子どもたちの顔を見ておしゃべりし、
今の心の内を垣間見れることが楽しみでしたので、
このコロナ・・・いつまで続のかしら・・・と、思う時期もありました。
ですが、コロナ時期であればできることを探すうちに、
お弁当をお配りできる意味の深さもよくわかりました。
「来たかったんですが時間が合わなくて。
上の子が部活だと、どうしても参加できなかったのでお弁当がありがたいです」
「仕事が不規則なので疲れていたり、これから夜勤という日に子ども食堂開催・・・
お弁当をもって仕事に迎えます!」
などなど、
皆さんの生活時間や家族構成や、気持ちのたけまでお聞き出来て、
コロナだからこそ出会えた方々もとても多くいらして、
無意味なことなどないのだと実感しています。
また、企業様からの応援支援が非常に多くなったのもコロナの時期からです。
休業・時間削減などもあり、CSRやSDGsもお考えになられ、
子ども食堂とのコラボは意味が深まりました。
こうしたいくつもの試練や試行錯誤から生まれた、現在の活動スタイルは多岐にわたります。
■毎週開催していた会食やお弁当配布は月2回になり、参加家族は大幅に増えました。
毎回150食から多い時は250食のご用意です。
さらにパントリー機能も加わり、お弁当と一緒にスーパーのかご2つ分くらいの品々を差し上げられるまでに。
■平日の学習支援では、
月曜日は【食】に特化し、お米をといで炊くことができる子どもたちになってほしい!からスタート。
そこから、炊き込みごはんやパエリア、太巻きやおにぎらずを作り、
うどん打ち・そば打ち・梅干し作り・味噌作り・タコ焼き・アップデート、おからも炊きます。
子どもたちが、パパママが帰るまでの時間でご飯を炊けたら、どんなに良いだろう!そう思ってです。
水曜日は【陶芸】に特化し、陶芸家KAOさんの本領発揮。
シーサー・お雛様・フクロウ・カレー皿・小皿・コーヒーカップ・丼などを作ってきました。
上手にできるとかできないでははなく、おしゃべりしながら手を動かす。。。その時間が貴重です。
金曜日は【学習支援】に特化し、地域のボランティアさん達の参加も頂き、
勉強のほかに将棋やトランプ、ゲームで遊びます。
■また、月に1度ベトナム人の方々を支援する活動も!
さいたま市北区東大宮に本社がある学研スタディ様から、
子ども食堂マップを作りたいとのお話しを頂きました。
その折の担当者の一人がベトナム人のゴクさんでした。
ゴクさんからコロナ期に離職されたベトナム人の方々の苦しい生活の話をお聞きし、
帰りたくても帰れない時世であったことなど、
何かできないか?という思いで、毎月の支援がスタートしました。
この活動には、子ども食堂に参加する家族の皆さんにも一翼を担っていただき、
自宅にあるインスタントラーメンやカップ麺を参加費としてお持ちいただくようにしました。
【 参加するだけではない、誰かの役に立つ子ども食堂 】
このスタイルも2年継続することが出来ました。
■もっと言えば【宿題を出す】ことも多いのが特色です。
頂いたお野菜やケンタチキンをご家庭で料理していただき、
その写真やかんそうをおくっていただくという宿題です。
家族ではなすことや時間を費やすことが垣間見れる素敵な報告が上がってきます。
宿題は子ども食堂とご家庭をつなぐアイテムです。
コロナ収束を迎え、だんだんと昔の生活に戻りつつあります。
さいたま子ども食堂はというと、
この3年間に培った(模索した)ノウハウを生かし、
多角的に視野を広くして今後も今の活動を続けていこうと思っています。
たまには、防災を学び、サッカーを体験し、
たくさんの方のお力も頂きながら。
楽しみを見つける場所【さいたま子ども食堂】であるために全力投球です。
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