【カオマンガイ】ってご存じですか?
タイの料理で、チキンにネギソースをかけて食べるシンプルですが、
日本人にも美味しい!と思っていただけるものではないでしょうか?
そんな料理が【子ども食堂】のメニューにとは、なかなか思いませんよね(笑)
発端は、数年前(コロナ以前)みんなでにぎやかに一緒にご飯を食べていた頃のことです。
届けていただいたお米が古米か古古米で、そのまま炊くと黄色っぽく、
どうしても白米として出せないな…と。
それでも、簡単に捨てることもできずに、一生懸命考えてこの料理にいきつきました。
同じように、パエリアや石焼ビビンバも古米を活用して美味しく食べるために、
子ども食堂用にアレンジしたメニューなんです。
最近では、古米ですが玄米のままきちんと保管され、精米したてというお米が多くなり、
子ども食堂に頂くお米も新米こそ少ないですが、白米として炊いて十分美味しいものばかりになっています。
【カオマンガイ】は、といだお米に、しょうが・にんにく・青ネギ・鶏がらスープの素を入れて炊きます。
ご飯だけ食べても美味しくいただけます。
そこに、オリーブオイルやハーブソルトで煮あげた鶏胸肉と、
長ネギたっぷりのソースをかけていただきます。
さいたま子ども食堂で作った150色のお弁当に、
実は長ネギ100本ほど使いました。
かなりの量です。
子どもたちが長ネギ食べられるの?と思うかもしれませんね。
会食型の時も、お弁当になっても全く心配なく、
「子どもが始めての長ネギに、パクパク食べて驚きでした」とか、
「ラーメンの長ネギは残すのに、このソースはちゃんと食べます!」などの
声がたくさん届いています。
この日は明治安田生命様・JCOM様などの企業ボランティアさんたちに加え、
大宮クラーク高校からもボランティア参加があり、
大宮看護学校の先生、
新しく子ども食堂を立ち上げる方たちの研修も兼ね、
たくさんの方でお弁当作りと配布をおこないました。
頂き物も多く(毎回頑張って集めに走っています:笑)
■お米10キロづつ(蕨にあるナオイ様より頂きました)
■愛媛から煮大根とじゃこ
■浦和黎明高校様からお鍋つゆのもと
■たくさんの方々からフードドライブしていただいた品々
■ベルン様からジェラート
たくさんの品々をしっかりお配りすることが出来ました。
子ども食堂は誰でも来ていただいてよい場所です。
シングルの方・多子家庭の方はもちろんですが、地域のコミュニティの役割も担っています。
一人でも多くの方と出会え、つながり、居場所になっていけたらこんな嬉しいことはありません。
■明治安田生命様から2回目のボランティアに参加してくださったMちゃん。
こんな言葉を残してくださいました。
「前回来た時に、この方は裕福そうだな…とか、家族そろって来てこういう方も来るんだな…って感じて。
なんだか少し違和感もあったの。
実は子ども食堂って生活困窮者だけが来ると思っていたの。
でも今日、KAOさんから子ども食堂の意味とか、考え方をきちんと聞けて、
どんな人も誰でも来ていい場所、そこには必ずSOS出されている方も入るし、
そういう場所だからこそ行きたくなるんだってわかりました。」
こういう小さな発見や声が大切なんだと改めて思います。
■ボランティアに興味のある方、お弁当を食べてみたい方、
子ども食堂を知りたい方、11月開催にご参加くださいませ。
どうぞお楽しみに!
#さいたま市
#さいたま子ども食堂
#埼玉県子ども食堂ネットワーク
#カオマンガイ
#大宮クラーク高校
#浦和黎明高校