さいたま子ども食堂では【みんなで食べることは楽しい!】
という、大きなスローガンがあります。
そしてもう一つ【生きる力・大人になる力を身に着けてもらう】ことも、
大切な思いとして持ち続けてきました。
今回は、加須市から農業で株式会社を起こした青年企業家・つよし君が来てくれました。
米・麦・大豆を作りながら、都内から青年たちも続々仲間にして農業を事業として起こしています。
こんなつよし君の話は、小学生ならまだしも、幼児たちにわかるかな・・・と、
少し心配しつつ。
でも、「白くま君が泣いている」ではないですが、きっと心に何かが刻まれると思い、
チャレンジしてみました。
つよし君がもってきてくれた稲に、
脱穀の事や、農家さんに休日はあるか?とか、
台風被害の保険はあるのかとか、
いつ頃から農業をしたかったのか?など、
子どもたちからは質問が飛び出していきました。
子どもたちの真剣なまなざしはすごかったです。
面白かったのは、アメリカ人のパパ(ブレット先生)は、パサパサしたお米が美味しいと言い、
ママ(日本人)はもっちりしたお米が美味しいというけど、どうしてかな?と言うレイ君の質問。
つよし君からは、アメリカは雨が少なくて、そういう土地ではパサパサしたお米になる。
小さいころから食べている物が美味しいと感じるんだよ。との答え。
納得です!
つよし君の言葉で感動したのは、
小学生くらいから、世界中で食べることができない人たちが多く、特に子どもが食べられないと知って、
お米を作りたいと思い、専門の大学に進んだ。というもの。
東京足立区で育ったつよし君が、農業!?
そして、休耕地を貸してくださった加須の人たち。
そこにさらに集まる青年たち。
IターンやJターンとは聞くけれど、まさにそうした人生を送る人たちに出会えることも、
子ども食堂としては珍しい体験でした。
何より、生き生きとしてお米の話をするつよし君に、一人のママが涙ぐんでいました。
彼女の実家は栃木県でお米農家をしているそうです。
やはり高齢化で、後継者もいなく、いつ辞めてもおかしくない状況。
こんな青年たちがいてくれたら、来てくれたら・・・気持ちは涙になりました。
小学生のりゅう君が「ぼくんちのじいちゃんはお米作ってるんだ」と、話していたのと符合しました。
浦和に住んでいては、将来、農業をする道は選択肢にはそうそうありません。
けれど、若い人たちが農業をしなければ、農業に夢を持たなければ、
日本のお米はなくなってしまうかもしれない・・・
そんなことは絵空事ではなく現実に迫っていると、よくわかりました。
現実に麦の95%は輸入品で、今年違法な農薬が検出されたにもかかわらず、
日本の農薬基準が急遽あげられて輸入はそのまま進められたとのこと。
分からないことが起きています。日本の国で。
知らないでいいのかなか。。。と、反省です。
こんな真剣なお話しの後は、楽しい野菜クイズもしました。
ご飯は、大根やニンジンをじっくり煮込んだおでん!
テーブルごとに、子ども忘年会・大賑わいです。
ここで一つご紹介!
いつもさいたま子ども食堂のために、美味しいパンを寄付してくださる
「パンカフェ・ギー様」5周年だそう!!
おめでとうございます。これからも共々に繁盛したいですね。
今回は、最後に、以前いただいた洋服のシェアさせていただきました。
つるや様、ありがとうございました。
冬服が多かったので、みんな好きなジャケットなどチョイスして、さながら市場感覚!
変顔も決まりました。
さて次回は、今年最後になります。
12月21日(土)夕方5時から
ブレット先生の英語で遊ぼう&カオマンガイ忘年会
食べに来たい人・お手伝いしていただける人は、下記電話で申し込んでくださいね。
048-789-7340
NPO法人チアーズ(藍建築工房内)
食の安全と子供の安全。
最近かなり怪しい事を大人たちは行って、隠しています。
食事は身体と心を作る物、本当に知っていて欲しいです。
子どもの頃、なぜか消費者目線(消費者者センター)で食べ物を見ていた。
たぬきです
桜たぬきさん
知らないことが多いな…と、思いました。
だけど何もできないことも実感しました。
おかしいし、悲しいけれど。