【ボランティアの流儀】さいたま子ども食堂バージョン

さいたま子ども食堂は8月下旬で満2周年を迎えます。

スタートしたころの苦労、

例えばポスターを学童や保育園で1枚も張らせてもらえなかったことや、

声をかけても「子ども食堂にいく資格者ではないです!」と断られたことや、

※資格なんて何にもないのに、貧困や孤食がイメージで先行していたかな。。。

他にもたくさん、たくさん・・・今ではみんな笑い話になっています。

 

そして、たくさんのボランティアさんが協力してくださって、

毎回が ≪笑顔と感動≫で開催することができました。

 

こうして作り上げた過程で感じたことなどをまとめて、

新たに「さいたま子ども食堂・ボランティア・ルール」を作りました。

みんなで気持ちを合わせて、より素敵な場所にするためにも大切なことだと思いますので。

 

 

参考までに・・・・・・・

1 初参加の方には、運転免許証・学生証のコピー、もしくは名刺をいただきます。

2 開催途中での写真撮影はご遠慮いただきます。

3 個人のFBやブログで記事を書く場合、または会社や学校のレポート提出の場合は、

  必ずお声掛けください。

4 スタッフ、ボランティア、参加家族間での電話番号やラインの交換はお断りしています。

5 何らかの事情で交流が生まれる場合は必ずお声掛けください。

6 他との比較ではありません。他の子ども食堂のうわさなどは控えてください。

 

 

現在はこの6つです。

1について。

ボランティア参加される方には、子どもたちとたくさんお話ししていただくことを

メインにしていますので、どこで誰が何を話しても運営側の責任だと思うからです。

 

2についてに。

食事の風景やイベントなどでは写真を撮りたくなる機会も多いのですが、あくまで任務追行で。

 

3について。

大学の卒論課題として訪ねていただくことや、高校生の宿題のような形での参加も非常に多いです。

社会人の方も企業内での報告をされたりと。

そうするとその方の目線であったり主観も入ります。

私が立ち上げた原点や運営の苦労などは1回の参加で理解して頂くことは困難です。

それでも広く知っていただくチャンスにはなりますので、そういう場合はボランティア参加の日は

極力私にくっついて動いていただき、折々お話しして理解して頂くようにしています。

 

4・5について。

参加される回数が多くなると、子ども達にも知ってもらったり、顔なじみができるものです。

嬉しいのですが、けれどそれは、あくまでこの場でのこと。

この関係を自宅に帰ってからも持ち続けていただくことは、

一貫して掲げている「政治・宗教・物販の禁止」にも影響することが考えられます。

基本的な交流は、この場限り。それが一番長く続く関係だと考えます。

ですが、たまに良い医者を紹介するとか、習い事に興味があるなどの場合もあります。

そうした時は、個人間交流ではなく、さいたま子ども食堂を通していただくことをお願いしています。

これに付随し、着なくなった服やカバンを特定の子にあげることなども断っています。

えこひいきであったり、不要な誤解を生むからです。

 

6について。

ボランティア活動に参加してくださる方はとても意識が高いです。

色々な活動もされ、あちこちの子ども食堂の様子を知っている方も多くなりました。

そうすると、あそこはこうでしたとか、ここはつまらなかったなどと、

つい話しがちです。

主催する方の苦労や本心を知らずに、表面の出来事のみで判断し風評を流す場合もあります。

子ども食堂どうし、カバーし合ったり支え合ったりもしています。

どうか批評家ではなく縁の下の力持ちになっていただけたら・・・そう願います。

 

 

これらは2年間で経験したことで、折々に目にするたびに考えて口にしてきたことなのでてす。

ボランティア初参加の方が多い時には、みんなで確認し合っている内容です。

今後もその内容は増えていくかもしれません。

これらは小さなことですが、徹して守る事が長く続ける秘訣になるかもしれませんね。

 

 

 

過日の2歳の行方不明の男の子をボランティアで駆けつけた方が見つけられたお話し。

さっと駆け付け、さっとお帰りになる。

あのような潔いお姿に、とても感動いたしました。

ボランティアで始めた「さいたま子ども食堂」

私はこの場で、これからも自分磨きをして行く決意です。ボランティアのみな様と共に。

 

 

#子ども食堂

#さいたま市

#埼玉県子ども食堂ネットワーク

#ボランティア

 

 

 

【ボランティアの流儀】さいたま子ども食堂バージョン」への2件のフィードバック

    • 桜たぬきさん  試行錯誤ですが、何か起きたら考えどの道を進むかを決めてきました。子ども食堂だけでなく、私自身の人生全てがいつもこのように進むべき道を決めることだったような(笑)

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