熊本地震から2年。フリーズドライご飯を食べる。

熊本地震から今日で2年。
まだまだ進まない復興の様子をテレビで見て、
被災されていらっしゃる方々のことを思うと心が痛みます。
今、私にできる事をもう一度考えてみる一日にしようと思います。
「明日は我が身」という考え方ではなく、
熊本に親がいるとか、その場に自分がいると思って。
さて 「さいたま子ども食堂」を初めてから、たくさんの支援応援をいただいています。
その中には先月、TBSテレビ様からいただいた1000食ものアルファ化米もありました。
5月が賞味期限ということで、関東近県の子ども食堂に寄付してくださったものです。
1000食は、埼玉県内の子ども食堂さんたちともシェアさせていただきました。
「さいたま子ども食堂」では、3月に開催した4回全てに子どもたちのお土産にさせていただきました。
さいたま防災士の勇先生からは、
「いざという時に口にする、それが非常食だけれど、
できるだけ前もって食べて口に覚えさせてなじんでおくことも大事なんだよ!」
と、教えていただきました。
また、アルファ化米を食べると、とっても喉が渇くから水をたくさん飲むようになるんだとか。
こういう生きた訓練や実践をさせて頂けるのも、子ども食堂のお陰です。
そんな中で、また新しい大きな輪が広がりました。
埼玉県川口市にある「星野総合商事 株式会社」様からご連絡いただいたのです。
※防災・備蓄倉庫やテント・搬送資機材、災害用食料品・ 保存水・生活用品など
 防災・防犯にまつわる商品を取り扱っていらっしゃる会社さんです。
「災害用備蓄米1000食を埼玉県子ども食堂ネットワークを通して、
県内の子ども食堂に寄付したい」と。
早速昨日取りに伺い、8カ所の子ども食堂でシェアしました。
この災害用備蓄米は賞味期限があと4年もある貴重なものです。
それぞれの子ども食堂で備蓄しても良く、
子ども達に食べて貰うもよし!です。
頂いた物は、アルファ化米ではなく「フリーズドライご飯 (永谷園)」でした。
   
パッケージにも書いてあるとおりお湯で3分、水なら5分でご飯が食べられるということです。
アルファ化米だとご飯に戻すのに、お湯でも15分、水なら60分もかかります。
水で5分で完成!というのが凄いのですが、
もう一つ凄いのが、このままでも食べられる!ということです。
試しに今日、熊本のことも考えてこのフリーズドライご飯を昼食にしてみました。
カレー味とシソ梅味の2種です。
●そのままだと、味付きのポン菓子のよう・・・
 ポリポリ・・・と、不思議な感じ。
●水で作ると・・・非常時でないと・・・少し厳しいかな。
 けれど災害時にお湯を沸かすことは難しいことです。
 水で5分という簡単さは貴重です。
●お湯で作ると・・・柔らかでふわっとした感じ・・・
 味は濃すぎず薄すぎず、温かみがあるだけでほっとします。
アルファ化米と比べると少しやわらかくて、ドロドロした感があります。
お値段はアルファ化米・400円前後より少しお高く600円前後です。
あえて手に取り、食べてみる機会は少ないかと思いますが、
工夫されているこういった非常食、できたら気にしておかれたらと思います。
非常食は 【非常時に食べるもの】 ですが、
周りの景色も時間の歩みも環境も、何もかもが変わってしまう非常時、
そこに追い打ちをかけるのが空腹です。
どんなにつらくても、悲しくても、絶望しかみえなくても、
そこから立ち上がるためにはお腹に何かを入れなくてはなりません。
立ち上がるために必要なのが、まさにこの非常食なのです。
さいたま子ども食堂では、
今日は・≪秘密のお楽しみメニュー≫なのですが、
いただいた貴重なフリーズドライご飯を一口づつ味わっていただこうと考えています。
#埼玉県子ども食堂ネットワーク
#子ども食堂
#災害備蓄米
#フリーズドライご飯

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です